霧島マナの日記 鋼鉄のガールフレンド

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メモ


続・エヴァの疑問
初めてエヴァを見たのは2006年のことでした。と言うと、相当若いのかと思われるかも知れませんが、そうでもないです。三十路です(´ω`;)
当時取り組んでいた資格試験などが一段落して、漫画、小説、映画など、それまで見られなかったものを一気に見始めたのですが、エヴァもその一つでした。他に何を見たのかよく覚えていませんが、エヴァだけはがっつりハマってしまって現在に至っています。

さて、そのエヴァに関する疑問、前回は比較的単純なツッコミが中心でしたが、今回は予告していたとおり物語の核心に関わる疑問について考えてみたいと思います。
綾波レイ

アスカは試験管の中で生まれた?


漫画版の話です。第4巻、イスラフェル戦の中でアスカは自分がいわゆる試験管ベビーであることを告白しています。
曰く、「あたしは試験管の中で生まれたのよ」。
この台詞からすると、本当に(母親の子宮ではなく)試験管の中で生まれたようにも思えます。通常、試験管内受精(体外受精)と言っても、受精卵を(しばしば代理母の)子宮に移植して、その後普通に分娩するわけですが、「試験管の中で生まれた」とはどういうことでしょう。

貞本氏が試験管ベビーついてよく知らずに描いたためでしょうか。その可能性もありますが、「アスカがそう勘違いしている」と、敢えて描写したとも考えられます。また、未来のことですから、本当に試験管の中で生まれた、という設定なのかも知れません。

いずれにしろ、アニメでは特に言及されなかったアスカの出生について、漫画版でこのような掘り下げが行われているのは興味深いところです。恐らくは、普通の人間ではない綾波との対比として、アスカがこのように描かれることになったのでしょう。
4巻の最後、イスラフェルを倒した後のアスカとシンジの会話、特に「どんくさいわりには、まあよくがんばったわ」の場面は、(台詞はともかく)二人の視線が向き合っているように描かれていて、大変印象的です。これも、ラミエルを倒した後シンジが綾波に「笑えばいいと思うよ」と言う、あの有名なシーンとの対比が強調されています。

なぜ綾波は水槽の中でぷかぷかしてるのか


言うまでもなく、綾波レイはクローン人間です。
しかし、本来の、というか現在知られているクローン技術からすると不可解な点が多々あります。水槽でぷかぷかしているのがまず不思議。まぁ、あれはLCLという羊水に浸かっている胎児のイメージなのでしょうが、それにしても、心がない肉体という発想は異様です。

先ほどのアスカの話にも通じますが、どうやらエヴァの世界ではクローン人間は女性の腹の中でなく、試験管や水槽の中で生まれるもののようです。
確かに、クローン胚を母胎内で育てる、という現実的な方法だと、「母親」が何人も必要になるわけで、たとえ遺伝的には赤の他人だとしても、お腹を痛めて生んだ子に愛着を持つ「母親」も居るかも知れず、それだと、綾波のあの徹底的な孤独、それゆえのゲンドウ・シンジとの絆を描くことが困難になります。
オレンジ色の水槽の中を漂うレイたちの設定は、そのような事情から作られたのでしょう。

綾波の年齢


これもファンの間では常識ですが、綾波の年齢は14歳ではなく、10~11歳と推定されています。碇ユイがエヴァ初号機に取り込まれることになってしまう例の実験に、3~4歳と思われるシンジも立ち会っていることから、少なくともその後に生まれた(作られた)綾波は、シンジより3~4歳若いはずです。

クローン人間といえども成長に普通の人間と同じ時間がかかるのは当然ですが、この点、アニメや映画では、ストーリーの都合もあってあいまいにされることが多く、極端な場合、いい歳のおじさんと瓜二つのクローンがある日突然現れたりします(『ルパン三世 ルパンVS複製人間』)。あるいは、クローン人間は普通の人間より成長(ないし老化)が速い、という設定が付けられていることも多いです(実際、動物実験では体細胞クローンの個体は寿命が短い、という傾向はあるようです)。ただ、クローン自体は倫理的問題を別にすれば現代既に可能な技術ですが、「成長促進」は当分実現できないと思われます。

まぁ、綾波の場合は「11歳でも14歳くらいに見える」ということで納得できなくもないですけどね。

クローン人間の魂


ところで、唐突ですが、アニメ『とある科学の超電磁砲<レールガン>』が今大人気です。
ご覧になった方はよくご存じかと思いますが、このレールガンの前作、「とある魔術の禁書目録」では、(今作の)主人公・美琴のクローンが登場します。
興味深いことに、このクローン(ミサカ)たち、記憶を共有しています。美琴は電磁波を操る超能力者で、そのクローンたちも完全に同等ではないもののそれに近い能力を持っているのですが、この能力を使ってそれぞれの個体が記憶を(従って魂を)「シンクロ」させているのです。

ここで思い出すのが、エヴァ弐拾参話「涙」です。「3人目」となった綾波は、2人目が宝物としていたゲンドウの割れたメガネを見て、なぜか涙を流します。2人目の記憶が受け継がれているのでしょうか。

常識で考えると、いくらクローン人間であっても、脳神経系が正常に発達していれば自ずと「心」を持つはずです。しかし、エヴァの世界ではそうではないようです。リツコが言っているように、「ガフの部屋(ヘブライの神話で、生まれてくるすべての魂が入っているとされる)」は空だったのであり、綾波(たち)はそのままでは魂を持たない肉体のみの存在なのです。だから、リリスの魂を使ったわけです。

3人目の涙の意味がここにあります。つまり、3人目が今使っている(?)魂は、2人目のそれであった、ということです。
レールガンのクローン観が唯物論的であるとするならば、エヴァのクローン観は唯心論的、と言えましょう。

それにしても、エヴァって、このような突飛な設定なのに、見ていて普通に理解出来てしまう、というのは本当にすごいですね。
EOEの最後の「パシャ」もそうです。ロクに説明もないのにあれを見た殆ど全員がちゃんと「あ、LCLになっちゃった」と思えてしまう、それこそが驚きです。

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またまた長くなったので、今回はこれくらいにします。
今後はエヴァの中の土木・建築技術などについて考察できれば、と思っています。
実は2ちゃんねるに「エヴァの土木」という名スレがあったのですが、最近落ちてしまいました(´・ω・`)
また立たないかな~。

| エヴァ関連 | 20:45 | comments (4) | trackback (0) |
某温泉ペンギン3Dモデル
最近始めたTwitterのアイコン用に作ったペンギンです。造形としては単純ですが、生き物の3Dモデルは案外難しいです。一歩間違うとバケモノになってしまいますからね。

そう言えば、先日Shade11が発表されましたね。何ヶ月か前から「もうすぐShade11が発売されます!」と、ダイレクトメールが合計30通くらい来た気がします。なんともマメな会社です(^^;

追記:今数えてみると、確認出来るだけで今年に入って43通来てました……。

例によって、あまり需要がないかも知れませんが、よろしかったらダウンロードしてご利用下さい。Shade8.5以上用です。

   Download: pen3.zip (1.0MB)


実は嘴可動です(笑)
フリッパー(ヒレ)は無可動ですが、必要ならば関節を仕込んで下さい。


| エヴァ関連 | 20:29 | comments (1) | trackback (0) |
趣味ではGTDできない
4コマ漫画を週に1本くらいのペースで描けたら良いと思うのですが、現状、一ヶ月に1本も描けていません。それというのもネタがなかなか出ないのです。自分の発想力の乏しさに、情けなくなってくるほどです。

私は家電などの基板の設計をして暮らしていて、自分で言うのも何ですが、仕事は速い方です。しかるに趣味におけるこの無能さはどこからくるのか考えてみると、どうやら、趣味はGTDできないことが原因のようなのです。

GTDとはGetting Things Done. 最近流行のスケジュール管理法で、一言でいうと、やるべきことを列挙して、順序を問わず一個ずつ潰していくやり方です。実は私はGTDという言葉が使われ出すよりずっと前、学生時代からこれに近い方法を実践していました。私のやり方はこうです。

 紙のノートにやるべき仕事を列挙→終わったら線を引いて消す

たったこれだけ。醤油が切れたら「醤油買う」と書く。買ってきたら消す。Aに3000円貸したら「A3000貸」と書く。返してもらったら消す。ひたすらその繰り返しです。
恐ろしく単純素朴な方法(GTDメソッドはもうちょっと複雑)ですが、実際にはこの程度の予定管理さえ出来ていない人が大半なので、これを実践していれば、周囲からは「かなりキッチリした人」と見られます。

ただ、そのキッチリ人間がハタと困るのが趣味です。列挙しようにも、なにをしたらいいのか分からないのです。「『霧島マナの日記』に4コマ描く」などと書いても、アイデアがない限りどうしようもありません。

「予定がないから面白いんじゃん」と思われるかも知れません。確かにその通りですが、予定を立てずにいると、いつかやろうと思いながら時がたってしまいがちなのが人間なのです。

そういうわけで、思わぬ苦しみを味わっています(^^;

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まぁ、仕事においても、GTDメソッドで全て片付くのは下っ端のときだけで、だんだん役職が上がってくると「企画力」や「決断力」が問われてくるのでしょう。

そう言う意味では、趣味サイトの運営はエグゼクティブの仕事なのかもしれません(笑)

| サイト関連 | 22:52 | comments (0) | trackback (0) |
twitterfeed始めてみました
一週間くらい前からtwitterやってます。なぜかアイコンはペンギンです。
トップページでも何度かお知らせした通り、筆者は最近、2ch勢いランキングなるものを運営していて、twitterのアカウントも"ikioi_ranking"としました。「霧島マナの日記」にもこのアカウントのtwitterウィジットを表示するようにしましたが、若干ちぐはぐになってしまったかも知れません。が、こっちも2chに関連したサイトではあるわけで、別々のアカウントでやるのも面倒なので、合併ということでやっていこうかと思っています。

そこで、この「霧島マナの日記」を更新した際、自動的にtwitterにつぶやかれるように、twitterfeed.comを使ってみることにしました。

いや~、便利な時代になったものですね~

ちなみに、筆者はBlue Note?というブログ(Seesaaのレンタル)もやっていて、こちらはわずか数クリックで同様の設定ができるようになっていました。
というわけで、一つのtwitterアカウントにいろんなつぶやきが入り交じることになりますが、どうぞご容赦下さい。

| サイト関連 | 17:39 | comments (0) | trackback (0) |
エヴァの疑問
初めてエヴァを見たとき、ずいぶん「つかみ」の良いアニメだと思ったものでした。まずオープニングのかっこよさ。ヒットするアニメは必ずオープニングが印象的なものですよね。
そして演出の巧みさ。冒頭、衝撃波で電線がブルブルッと震えるあのシーンで、すっかり飲まれてしまいます。エンターテイメント作品に於いては、見る人に、なにほどか感情移入してもらう必要がありますが、見事にそれに成功しています。1話の後半、「こんなの乗れるわけないよ」というシーンでは、本当に「乗れるわけない」と思ってしまうし、傷ついてなおエヴァに乗ろうとしている綾波を見せつけられると、「僕が乗ります!」という気持ちになってしまいます。視聴者も。
アスカ
そんな巧みな演出によってぐいぐい引き込まれてしまうので気がつきにくいですが、この作品、疑問点も多いですよね。
そして、一口に疑問と言っても、設定あるいはキャラクターの言動に関する矛盾、ないし不可解な点と、作品を通底するテーマに対する疑問とに分けられると思います。後者についてはなかなか難しい問題なので後回しにするとして、今回は前者、単純な疑問から挙げていきます。

独12式自走臼砲はなぜ横転しない?


これは疑問のうちに入らないかも知れません。
通常、列車砲はレールを後退することで反動を吸収します。ですが、エヴァ6話の「独12式自走臼砲」は、横向きに発射するのでおかしい、とずっと思っていました。が、今見直してみると赤と青のいかにも電線っぽいものが砲に繋がっていて、これはレーザー砲、もしくはビーム砲であることを示していますね……。ビーム兵器としては作品中で荷電粒子砲がしばしば登場しますが、これだと非常に大がかりになる(と作品中でも描写されている)ので、恐らくレーザー砲でしょう。反動が全くないように見えることとも符合します。いきなり一個疑問解決しました(・∀・ ;)

戦艦の主砲は水中で発射できるのか?


第8話。
そもそもエヴァに二人で乗るというのも、第1話で起動確率が0.000000001%であるなどと、エヴァの起動が非常にシビアなものとして描かれていることとそぐわない気もしますが、そこは制作者が起動できると言っているのだからできるのでしょう。ただ、この8話あたりの明るいノリは、シリーズ後半の、アスカがエヴァを起動できなくなってしまうというシリアスな展開と、かなりちぐはぐになってしまっていますよね。
余談ですが、この0.000000001%という言い方もちょっと変です。パーセント、百分率というのはこのようなとても小さい数を表すときには普通使いません。1.000e-09 (10のマイナス9乗)の方が科学者っぽいですよね。%だとさらにその百分の一、1.000e-11ということになりますが……、それだと一千億分の一という極めて低い確率になってしまうので、%は余計だったのだと思います。

さて、本題の主砲発射です。第8話の最後で、ミサトは、戦艦数隻を自沈させ使徒の鼻先(口の中?)で一斉に主砲を発射、その後自爆することを提案、実行しますが、これってどの程度リアリティがあるのでしょうか。いや、もとよりわけの分からない「使徒」みたいなのが暴れ回る世界ですから、リアリティもへったくれもない、と言えばそれまでです。が、敢えて考えてみたいのです! まず遠隔操作による主砲発射が可能か、ということが問題ですね。これは恐らく不可能なので、決死隊が残って発射したのでしょう。そう考えると意外に悲劇的な話です。さらに、水中で発射できるのか、という問題。これも無理っぽいですよね。う~む。
もしかすると、2015年という「未来」の話ですから、戦艦も近代化改修を受けていて、遠隔操作や水中発射なども楽々できるのでしょうか。いや、しかし……。
また余談ですが、ミサトが「キングス弁」と言っているのは、正しくは「キングストン弁」であり、これは庵野監督の記憶違いに基づく間違いである、とも、いや、分かっていて敢えて「キングス弁」という言葉を造った、とも言われています。

マヤが無知すぎだったり、知りすぎだったり……


11話冒頭、青葉、マヤ、リツコの三人が、ガラガラの電車(地下空洞には一般人は居ないためでしょう。手抜きを正当化する上手い設定ですね(´ω`;))に乗り込むと、冬月と鉢合わせします。そして、冬月がマギについて言及すると、マヤが「マギ……、三台の人工知能がですか?」と意外そうに聞きます。
でも、マヤってそのマギを日夜使っているエキスパートじゃないんですかね……。どうも、上の台詞は説明的に聞こえました。

一方、マヤはダミープラグについて「感心しない」と述べていることからして、ミサトさえ知らなかったダミーシステムの真相について、ある程度知っていると思われます。アニメではダミープラグにレイの素体が使われている直接的な描写はありませんでしたが、レイの素体(たち)を破壊したリツコを、ゲンドウが、「なぜダミーシステムを破壊した?」と叱責していることから、それ(素体の使用)は明らかです。また、もしダミープラグが電子回路のみで構成されているとしたら、パイロットに過大な負担を掛ける現状のシステムより人道的なはずで、マヤが「感心しない」ことと矛盾します。
恐らく、プラグの中に「体」があり、電気信号で擬似的に「心」を作り出すことで、エヴァを「騙す」のがダミープラグなのでしょう。

このように、マヤの描かれ方も回によって結構ブレがあったように思います。まぁ、彼女を通じて視聴者に設定を説明する必要があった(他にも例えば、「拘束具!?」「そう、あれは装甲ではないの……」のように)ので、仕方のないところですね。

---

旧テレビシリーズに数々の疑問点、というか演出上の無理があったことは制作者サイドも重々承知だったと見えて、新劇場版ではそのうちいくつかで合理的説明が試みられています。例えば、3話ではシャムシエルと戦う途中、エヴァにトウジとケンスケを乗せています(あ、上で8話の「相乗り」について書きましたが、ここですでに相乗りしてましたね)が、この際、どうやってあんな高い位置にあるエントリープラグまで登ったのかよく分かりませんでした。
「序」ではこの場面、縄ばしご状の昇降機が描かれていて、疑問が解決されていましたね。このように、後付けではあっても設定が緻密になっていくのはファンとしては嬉しいものです。

他にも疑問は尽きないのですが、長くなったので、続きはまた別の機会にしようかと思います。
もし、上で取り上げた疑問について「これは、こうなんだよ」みたいな別の解釈をお持ちの方、あるいは現在進行形の疑問がある方がいらっしゃったら、ぜひコメントでお知らせ下さい。

| エヴァ関連 | 21:26 | comments (21) | trackback (0) |
アニメ鑑賞に必要なのは共感力!
最近、昔録画していた true tears を見直したのですが、いやぁ、凄いですね、このアニメ。実は以前リアルタイムで見たときは、「非常に魅力的な作品でありながら、後半の展開にやや唐突な点がある」と思っていました。ところが、今回改めて見てみて、如何にストーリーに工夫が凝らされているか、演出に深い意図があるか、思い知らされました。



まず、北陸の風景・風土の描写が素晴らしい。うまく表現できないのですが、「しっとり感」が違うのですね(笑)
そして、三人のヒロインの人物造形。驚くほど純粋(乃絵)だったり、大人しい割に芯が強かったり(比呂美)、ひたむきだったり(愛子)。確かに、リアリティはあまりありません。リアルな女子高生はテレビの前に寝っ転がって母親に悪態をついたりしているものです。が、フィクションにそんなリアルさは要らないですよね。「こんな女の子、居るわけない! でも居て欲しい!」、それがtrue tearsです。

!!以下ネタバレあり!!
以前視聴したときは、後半のメロドラマ的展開が不満で、正直、「昼メロとか見たことないオタクには、こんな話でも面白いのかな」と、ものすっごい上から目線で見てました。しかし、上にも書いたとおり、実はかなり考え抜いて作られたアニメです。
例えば、ずっと比呂美につらく当たっていた、眞一郎の母が、比呂美がトラブルを起こして学校に呼び出された際、「比呂美はうちの子です!」と言って庇ったこと。これは、「たとえ好きになれない親戚(比呂美は厳密には親戚ですらないけど)でも、赤の他人から非難されると庇いたくなる」心理がうまく使われています。ハッキリとは描写されていませんが、「お宅も、他人の子を育ててらっしゃって大変でしょうけど……」みたいなことを言われたのでしょう。そう言われると「うちの子です!」って反論したくなりますよね。
また、別の場面では、愁いを帯びた表情の比呂美の背後で女の子たちが「昨日のアレ見た?」「見たー」とか言い合っている(恐らくテレビの話)のですが、屈託のない青春を送る「普通の子」達と、屈折しまくっている比呂美との対比を実に巧みに表現した演出でした。
最終回では、眞一郎が父親に「オヤジってさ……、どういうときに泣く?」と問いかけ、父は「心が震えたとき」とまともに答えます。物語の屋台骨となっている比呂美の境遇、それを形作る原因の一端をこの父が担っていることを思えば、非常に深い台詞です。また、この問いかけは、その前の場面の、「なぜ乃絵は泣けないのだと思う?」という乃絵の兄の言葉と繋がっています。
そして、乃絵との別れの際、眞一郎は「心が震える」と告げるのです。

どうして前に見たときはこういったことに気がつかなかったのか。
その答えは、「共感力」に欠けていたからではないかと思います。「高尚な純文学を沢山読んでるこの俺様が、下らないアニメとやらをちょっと見てやるか」という鼻持ちならない態度だったからです。2chなんかによくいるタイプですね。物語に没入するのではなく、オブザーバー的視点で見てしまうのです。これでは楽しめるものも楽しめません。
ですが、自分で同人のまねごとなど(ただし、「霧島マナの日記」の第一部は私が書いたものではありません)してみると、たかがパロディというのに、難しさに七転八倒させられ、その過程で「共感力」も身についた気がします。論文とか設計図とかプログラムのようなものと違って、「お話」を作るのは格別の難しさがあります。それだけに、プロの仕事の凄さが(少し)分かるようになった、ようです。

最近、BD版の予約も始まったtrue tears、未見の方は勿論(って、上でこれだけネタバレしておいて言うのもなんですが(汗))、既にご覧になった方も、もう一度見直してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、私は、BD買うかどうか悩み中です(´ω`;) 高いですからね~


| 漫画・アニメ | 02:18 | comments (0) | trackback (0) |


  
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