霧島マナの日記 鋼鉄のガールフレンド

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鋼鉄のガールフレンドと碇シンジ育成計画

霧島マナって誰?
当サイトの主人公、霧島マナ(声:林原めぐみ)は、ゲーム「鋼鉄のガールフレンド」、及び「碇シンジ育成計画」に登場する人物です。両方ともアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を題材にしたゲームですが、マナはゲームのオリジナルキャラクターです。アニメ本編には出てきません。それにもかかわらず、鋼鉄のガールフレンドの後半のシリアスな展開と、本編と同じ貞本義行その人によるキャラクターデザインとが強い印象を与えたため、いまだに根強い人気を誇っています。
鋼鉄のガールフレンド総説
「鋼鉄のガールフレンド」の名を冠するゲーム・漫画はいくつもあるので、混乱なさっている方もいらっしゃると思います。以下に簡単に解説します。(パッケージ・表紙画像は全て、amazon.co.jp へのリンクです)

1st(旧版)

まず、1998年に発売された、PC・Mac・PS・Sega Saturn用ゲーム「新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド」があります。1st、旧版などと呼ばれます。霧島マナはここに初めて登場しました。序盤、シンジとアスカ、マナとの恋の三角関係が面白おかしく描かれると思いきや、途中から物語は意外な方向に進んでいきます。当時新品が1万4千円以上した高価なゲームでした。

特別編

次に、2006年に発売された、PC・PS2用ゲーム「新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド 特別編」があります。1stに幾つかの追加シーンと一つの追加エンディングを加えたものです。旧版では殆ど描かれることの無かったマナとムサシ・ケイタの関係が追加シーンで掘り下げられています。また、新たに加えられたエンディングは賛否両論を巻き起こしました。ちなみに、PC版は DirectX9 対応のビデオカードでないとプレイできないので、古めの機種をお使いの方は注意が必要です。PS2用廉価版がお薦めです。

PSP版

それから、2009年4月9日にはPSP用の特別編が発売されました。すでに過去のゲームであるかのように思われていた「鋼鉄のガールフレンド」の、新たなるバージョンの出現は、若干の驚きをもって迎えられました。元来鋼鉄は、旧版の時点でも、当時最新の技術を取り入れていたとはとても言えず、どちらかというと古いタイプのゲームだったのですが、むしろそれゆえに脚本の良さが光り、10年以上経った現在まで生き残ってこられたのかも知れません。PSPを所有されている方でまだ鋼鉄未プレイの方は、これを機会にやってみるのも良いのではないでしょうか。

2nd

さらに、時期は前後しますが2005年に発売された、PC・Mac・PS2用ゲーム「新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド 2nd」があります。こちらは1stとは全く別のストーリーで、アニメ26話から派生したいわゆる学園エヴァを基調にしたコメディタッチのお話です。霧島マナは登場しません。その代わり、ファンの間でリナレイと呼ばれる明るい綾波レイが出てきます。一部で酷評されているゲームですが、食パンをくわえたリナレイの「ちこく、ちこく〜」など見所となるシーンもかなりあります。それから、2nd のアスカはシンジスキー度が尋常じゃないです(笑)

漫画

さらにさらに、2ndを題材にした、林 ふみのさんの漫画「新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド 2nd」があります。ゲームの2ndはかなりギャグ性が強いのですが、漫画の方は明るい中にもマジメな恋愛模様が少女漫画的切り口によって描かれます。当然こちらにも霧島マナは登場しません。ゲンドウとユイが幼なじみであったりと、アニメ本編ともゲームとも異なる独自の世界観が構築されています。いわゆる LAS なのでそっち方面の人には特に人気があります。

漫画は別として、ゲームは、 1st、2nd とも移動パートとコマンド選択から成り立っていてユーザーが介入できる部分が少なく、結局のところゲームというより紙芝居のようになってしまっているのが残念なところです。
しかしながら、2nd はともかく 1st については、シナリオそれ自体は良かったとする評価が一般的です。さらに言うならば、欠点として捉えられているゲームシステムの貧弱さが、あれこれ選んだり動かしたりする必要がなくシナリオに没入できるという意味で長所ともなっています。山下いくと氏によるメカデザインも見逃せません。
鋼鉄1stはゲームという媒体ではなくアニメとして作るべきだったという意見も多く聞かれます。ですが、アニメとなると、ファンは当然のように庵野氏の監督によるテレビシリーズを凌駕するクオリティーのものを求めますから、当時「それは無理」ということだったのでしょう。
碇シンジ育成計画にも出ます
1stにおけるキャラクター造形が好評だったためか、ゲーム「新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画」にもマナが登場しています。それも、チョイ役ではなく、かなりの存在感を発揮しています。これは個人的感想ですが、特に林原めぐみさんの演技は、特別編の追加シーンと比べても筆者の中のマナ像により近いものでした。シンジ育成をやってみようかどうか悩んでいるマナリアンの方には「大丈夫、イメージが崩れることはない」と断言できます。加えて、このゲームは非常にイベントが多く、本編と同じ声優さん達の声が延々と聞けるので、マナ好きにとどまらずエヴァファン全員にお薦めです。ただ、イラストが貞本義行さんではなく、全て米倉けんごさんのものなので、どうしても貞本さんのじゃないとイヤという人には向かないかも知れません。また、現在やや入手困難のようです。ベスト版の発売が待たれます。
プレイヤーはミサトとなってシンジを育成していくのですが、同時にシンジの視点でゲーム内を眺める(気がつくと、○○と「仲良くさせたい」というミサト視点ではなく、「仲良くしたい」というシンジ視点になっている)ことにもなるわけで、この点実に面白いと思いました。
シンジ育成と言えば、高橋 脩さんの漫画「新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画」もあります(現在も『月刊少年エース』で連載中。コミックも5巻まで出ています)。この漫画もゲームと完全に同名なので混乱しやすいですよね。高橋さんの画風はアニメのエヴァのイメージに非常に近く、「明るいエヴァ」として人気があります。この作品の綾波は、アニメ本編よりは明るいのですが、かと言って 2nd のリナレイともちょっと違う、第3のレイです。残念ながら今のところ霧島マナは登場していませんが、今後出てくるのではないかと期待されています(ただ、個人的には望みは薄いように思われます。サツキ、カエデ、アオイの三人(マナと同じくゲームのオリキャラ)はちゃんと出ているのに……)。
2008年1月追記:
……と思ってたら、登場しました(『月刊少年エース・2008年1月号』掲載分より)。特別編以来しばらく途絶えていたマナの姿が、新たなメディアの上で見られるとは正直ちょっと意外でした。
2008年10月追記:
ついに霧島マナが登場する単行本・第6巻が発売されました。
鋼鉄とシンジ育成とのマナ像の違い
鋼鉄をプレイしていて、てっきりマナは孤児だと思っていました。が、実は両親共に健在というのが公式設定なのだそうです。ですが、どうしても彼女の両親というのが想像できません。それほど、鋼鉄のマナは孤独を感じさせるキャラでした。本当は寂しいのに無理にはしゃいでる、という感じがしました。
一方、シンジ育成のマナはそこまで暗い影を負っているわけではありません。もしかすると鋼鉄における設定は裏設定として生きているのかもしれませんが、少なくとも目に見える範囲では悲劇的な感じはほとんど無く、普通に明るく可愛いです。
ただ、ちょっとお節介で図々しいという欠点が強調されているので、マナに思い入れがない人は少しイラッとくるかも。好きな人にとっては、シンジのウジウジ、アスカの高飛車、綾波の無愛想などと同じようなもので全然気にならないんですけどね。
それから、鋼鉄では途中からシンジのことを「シンジ」と呼び捨てにしていましたが、シンジ育成では「シンジ君」に後退しています。少し残念ですが、このゲームにおける二人の距離感を考えれば無理もないのでしょう。鋼鉄では痩せても枯れてもヒロインでしたが、シンジ育成ではワンオブゼムに過ぎませんからね。(ちなみに、シンジはアスカのことを「惣流」と言ったりしてました。もっとも、空母の甲板で出会ってから、同居開始するまでの間のシーンだったので、「惣流」と呼ぶのは案外適切と言えます。呼び方が微妙に揺らぐのはエヴァゲーの伝統なのかも(笑))
とはいえ、マナとシンジの結婚エンディングも用意されていますし、先に述べた通り、メインヒロインではないもののこのゲームにおけるマナの存在感はなかなかのものです。
両ゲームの攻略
というわけで、両ゲームの攻略を簡単にまとめてみました。既に一通りプレイされた方向けです。ネタバレ等については特に考慮されていませんのでご注意下さい。