霧島マナの日記 鋼鉄のガールフレンド

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-another side of 3rd impact-

回想@ 半年前 

    マナ「ねぇ。加持さん・・・。どうして私を助けてくれたの?」
    加持「可能性さ。」
    マナ「可能性?」
    加持「そう。可能性。人には無限の未来を掴む権利と可能性があるんだ。」
    加持「あの時、僕達は戦略自衛隊に君を引き渡すことも、ネルフに幽閉することもできた。」
    加持「君の未来をそこで終らせることもできたんだ。でも、人の未来への可能性を閉ざす権利なんて
       誰にもありはしない。そう思ったから君を助けた。」
    加持「ま。完全に僕の独断。上にばれたら一発でクビだね。でもその時はその時さ。」
    マナ「可能性か・・・。難しくてわからないや・・・。」
    加持「そうそう。君にはまだ伝えてなかったけど、ここはセカンドインパクト後、両親を失った孤児
       や君と同じ境遇にある人々を集めて形成された特別保護地区なんだよ。政府もネルフもそれ
       は知らない。簡単には手を出せない。S級秘密事項さ。ある意味世界で一番安全な場所だ。」
    加持「しかしだ。君はこれから一人でこの地で生きていかなければならない。」
    加持「自分で考え、自分の意思で行動する。すべて自由であり、すべて自分の責任だ。」
    加持「辛いことも多々あると思うが、決して折れない強い心を持って強く生きて欲しい。」
    加持「シンジ君もそれを望んでいると思うよ。」
    マナ「(シンジくん・・・。か・・・。)」
    マナ「前から思ってましたけど、加持さんって普通にそういう事が言えるってすごいですよね。」
    マナ「なんだか。かっこいいです。アスカさんが憧れていたのがわかる気がします。」
    加持「ははは。マナちゃん。大人をからかうもんじゃないよ。」
    マナ「ふふふ♪」 
    加持「それはそうと。マナちゃん。ガーデニングなんかに興味はないかね?」
    加持「何かをつくる。何かを育てるのはいいぞぉ。いろんなことが見えるし、わかってくる。」
    加持「そうだ。今日スイカの種を持ってきたんだ。ほらこの辺りにこうやって・・・・・・。」


    菜園の事になると人が変わる加持さん。
    女癖が悪かったり、ちょっと暑苦しく一方的な語りに入ったり苦手な部分もあったけど。
    とても優しく、暖かく、熱い情熱的な人でした。