-another side of 3rd impact-
昨日一日足りない頭をフル回転させていたからか、起きた時には時計は既 に12時を過ぎていた。 それから私は忘れかけていた記憶、あの時、加持さんから預かったディスク の事を思い出した。 とにかく必死にディスクを探出した。 受け取った時は、絶対に触れる事もないだろうと思っていた。 でも私は今探し出したそれを躊躇することなく端末に通した。 そして私はモニターの前でまた泣いていた。 その時、あの日、あの時の加持さんの決意と託したモノの意味を知りました。 まだ全てが整理しきれたわけじゃないけど、点と線が一つに繋がっていった。 そして私の頭の中で、体の中で何かが弾けた。そんな気がした。 シンジ君達を救う事なんて多分私の力では到底できないと思う。 もしかしたら既に居ないのかもしれない。ただ、私は後悔はしたくなかったから。 自分が今できることをしたかったから。自分の気持ちに嘘をつけなかったから。 加持さんごめんなさい。ここから出ないって約束・・・。 守れなかったね。私。 いけない子だよね・・・。でも。間違ってないよね・・・? 私は荷物をまとめ、家を飛び出した。 半年前。捨てたはずだったもの。 「霧島マナはまだ。 死ねない。」