-another side of 3rd impact-
マナ「どうしたんですか? 今日はいつもと雰囲気が違いますけど」 加持「っん?あぁ。ちょっと考え事をね。」 加持「そうだ。マナちゃん。ひとつだけお願いしてもいいかな?」 加持「葛城にも同じものを渡したんだが。これを預かって欲しい。本当は君に渡すつもりはなか ったんだけどな。一応君にも持っていてもらいたいんだ。」 そう言って加持さんは私に一つのディスクを差し出した。 加持「今ネルフは、いや、世界は大きな局面を迎えようとしている。もし、万が一。僕達ネルフ が間違った方向に進んだ時、それを使って欲しい。これに僕の知り得る限りの真実がある。」 マナ「どういうことですか・・・?」 加持「うーん。まぁ、色々とね。ただしこれだけは約束してくれ。たとえこのディスクの中身を見 たとしても、すべてのほとぼりが冷めるまで決してここからは離れない事。これは絶対だ。」 マナ「…。言ってることがよくわかりません。ここから出るなんて。そんな危険な事しません。」 加持「そう言うと思った。君は本当に良い子だね。」 加持「それを使うか使わないかは君の自由。君自身が選択すること。」 加持「とりあえず、それは僕の可能性。その可能性を君に預かってもらいたいんだ。」 加持「今はただ僕は僕のできる事をするだけさ。そのディスクを使う必要がないようにね」 加持「もともと君を巻き込むつもりはなかったしな。そう。(絶対に止めてみせる…。)」 加持さんが最期に何を囁いたのかは全部聞き取れなかった。 加持「ま。君には今、君のすべき事が山ほどあるからな。それどころじゃないよな。」 加持「そうだ。マナちゃん。僕のスイカはどうなってる?」 加持「・・・・・・。ちょっ・・・。マ・・・。マナちゃん。これってちゃんと世話してるのかい?」 マナ「え!? えぇ。時々は・・・。てへっ♪」 加持「いいかい!植物ってのは心を持っているんだよ!心を込めて・・・・・・・・・・・・・・・」 この時、私は自分の新しい生活の事で頭がいっぱいで加持さんが私に託したモノの意味。 言葉の意味がよくわからなかった。