霧島マナの日記 鋼鉄のガールフレンド

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M→R(1)

    2015.7.18

     突然だけど、ワタシは思い立った。
     blogを始めてみよう。
     なんかよくわかんないけど、みんなやっているみたい。
     とりあえず、日記?
     前から、日記をつけようと思っていたから、いい機会かもしんない。
     blogなら日記帳を持たなくてもいいし、PCがネットにつながっていれば、どこからでも
    書けるから、きっととっても便利。
     でも、ワタシ、ハイテク?は苦手なんだよね。
     あ、は、はは…

     とりあえず、書き始めてみたけど、きっとこのblogを見にくる人なんていないと思う。
     でも、それはそれでいいかな。
     ちょっと恥ずかしいし。いや、けっこう恥ずかしいかな。

     それにしても、どうしてワタシは女の子っぽく文章を書けないんだろう。
     もっと、こう、絵文字なんかもたくさん入れればいいんだろうけど、ワタシは苦手。
     メールとかもあんまり使ってないし。

     振り返れば、ワタシって友達いないのか。

     ……ちょっと落ち込んだけど、今日の出来事はと、
     いつもと代わり映えのしない訓練だけだった。

    2015.7.20

     さっそく、昨日はblogを休んでしまった。
     でも、今日は書いているから、三日坊主にはなっていないと思う。
     それで、えーと、誰が見ているというわけでもないんだけど、blogにはプロフィールを
    のせなくちゃならないみたい。
     そういうわけで、ワタシの名前は「霧島マナ」。13歳。
     中学2年生の女の子。
     えーと、それから、何を書けばいいんだろう?

     え、えーと、ともかく、よろしくっ♪


     なんか柄にもないことをしてしまったような。


     今日も今日とて訓練に明け暮れてしまった。
     ちょっと、学校へ行きたいかも。

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    2015.7.22

     あしたはいよいよ巨大ロボット・トライデントの起動試験。
     今日はその予備試験で夜遅くまでかかっちゃった。
     そういうわけで、とっても忙しくて、とても毎日blogなんてつけられない状態。
     だけど、ちゃんと書こうとは思っているし、大丈夫だと思う。……たぶん。

     それにしても、とってもドキドキしている。
     失敗したらどうしようとか、なにかの間違いで暴走しちゃったらどうしようとか。
     でも、みんな一所懸命にやっているし、きっと大丈夫。


     ……大丈夫だよね?


     やっぱり、ちょっと不安。
     あの何でも博士は安全なんて言うけど、信用できない感じ。
     他のみんななんてワタシになんにも言ってくれないし、こんなに不安なんだよ。

     もう心配で眠れそうにもないけど、寝ます。

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    2015.7.26

     予想通りというか、案の定というか、この前の起動試験は大失敗だった。

     今のワタシは病室にあるベッドの上。
     からだ中、包帯巻き巻きにされちゃって、今は指先ぐらいしか動かせない。
     なんか、骨折とかもしているみたいだし。
     ちょっと、いや、すっごく体のあちこちが痛い。
     それでもずっとベッドの上というのは退屈で、ナースさんにPCを持ってきてもらった。
     だから、今は病室の中からblogをつけてます。

     それにしても静か。
     だれもお見舞いに来てくれない。
     ほんと、ワタシは友達がいないみたい。
     この時代、親のいない子供なんて珍しくはないけど、まったく身寄りのいない人は
    それでも少ないような気がする。

     退院して、学校へ通えるようになったら、友達を作ってみよう。
     どうやって作ったらいいか、よくわかんないけど、とにかくなにかしてみよう。

     そんなことを知らない天井を眺めながら、ワタシは思った。

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    2015.7.30

     相も変わらず入院中のマナちゃんです。
     ベッドから出歩けるようになったけど、まだ腕には点滴の針が刺さってます。
     それにしても、ワタシはすっごくがんばっていると思う。
     いくらワタシだって、中学生の女の子なんだよ。
     こんな痛い目にあって、怪我だから仕方ないけど、恥ずかしいこともあったし。
     普通なら家出しちゃうよね。あ、ここでなら逃亡って言うのかな。
     
     それはそれとして、これからはもう少し、今日あったことをくわしく書こうかな。
     会話なんかも入れると、あとから読み直した時に思い出しやすくなるだろうし。

     それで、今日は初めてお見舞いに来てくれた人がいた。
     それはここで一番偉い人。階級が一番上。いわゆる幕僚長。
     このオジさんが、けっこうキモイ。
     ちょっとロリコン入っているかもしれない。
     病室に来るなり、ずっとワタシを見つめていて、それからぽつりと、
    「大丈夫か?」
     と聞いてきた。
     そんなの見ればわかるんじゃない?
     大怪我。たぶん、あなた達のせい。いや、絶対にあなたのせい。
     それなのにこのおっさん、ごめんも何も言わないで帰っていった。
     せめて、お見舞いのバナナくらい持ってきてほしい。
     あと、なんでも博士が時田さんというこれもまた何でも科学者と一緒にやってきた。
     いろいろ聞かれたけど、何も答えられなかった。
     だって、トライデントが起動した瞬間に大爆発なんだもん。
     いきなりよ、いきなり。
     これまた何でも博士は謝りもしないで帰っていったし。

     やっぱり、友達がほしい。本当にそう思った。