-第一部-
2/29
私は今、敵地に潜入中。 ネルフの独立行政市とも言える第三(新東京)で碇シンジの監視を続行中だ。 なので、いつも一緒にいなければならない。 朝の登校も一緒だし、お昼も一緒に食べてるし、帰りも一緒。 本当は、一緒のベッドで寝たいけど、今はまだダメ。 シンジとはまだキスまで。我慢しなくちゃ。 そんなシンジとのすうぃーとらいふの邪魔をする天敵が私にはいる。 綾波レイ。彼女だ。 今日も一緒に帰ろうと思っていたのに、シンジは先に帰ってしまった。 後で、電話したら、 「えっ、マナが先に綾波と一緒に帰ってて、って電話したじゃない」 と言われてしまった。 どうやら、またもや天敵が私の声色を使ったみたいだ。 私と天敵は声質がうり二つ。 彼女はこの手を今まで何回も使っている。 もう、くやしいー というわけで、今度は私が天敵の声色でシンジに電話をかけた。 なぜか、ネルフ総司令に説教された。 2時間も正座させられながら。 どうして?