-第一部-
5/29
突然だった。 私、霧島マナちゃんは戦自を首にされてしまいました。 じ、えんど 天涯孤独の私は路頭に迷いました。 スパイの報告書が間違いだらけだったそうです。 ほわい? なぜ? シンジの零号機も写真に撮って送ったのに。 そんなわけで芦ノ湖の畔にある家からも追い出されてしまいました。 なぜか湖の中からトライデントに乗って現れたムサシに逃避行を誘われたけど、 目つきがイヤらしかったら速攻で断った。 その後、夕暮れ時、途方に暮れた私が公園でブランコに乗っていたら、 「マナ、たい焼き食べない?」 と言って、不意に現れたシンジが隣のブランコに座った。 たい焼きはシッポの方まであんこが入っていて、 いつの間にか、シンジが私の右手を握っていた。 「帰ろう。今夜はマナの大好きなカレーなんだ。豚肉と野菜がたくさん入っているから」 「シンジ、わたし……」 シンジはニコッと微笑んで、私は何も言えなくなった。 たい焼きの甘さの中に塩辛さが混ざってしまったけど、この美味しさを 私はいつまでも心の中に留めておくだろう。 シンジ、ありがとう。 大好き。
29 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2005/11/26(土) 12:49:52 ID:??? >>28 お、オリジナル分岐モノ? こっからマナもコンフォートの一員となるわけですな。 漏れとしてはひじょーに気になる展開… 続きよろしくおながいしゃす。