-第五部-
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以下は全て後から聞かされた話。 激化する一方となった戦自と陸海空自との戦闘への対応に苦慮した政府は、 旧ネルフスタッフにエヴァンゲリオンを使用して内戦を鎮圧するよう要請、 ミサトさんが出した条件は、初号機を私の救出に向かわせることだった。 何故かというと、今回の全国同時多発テロが陸海空自の仕組んだ狂言であるという事実を知る私は、 秘密裏に処刑される恐れがあったから………。 それにしても、私一人を救出するために2機しかないエヴァの貴重な1機を、 それもS2機関を搭載した初号機を使うなんて。 でも、ミサトさんは、「霧島マナは第三新東京市を水没の危機から救った功労者であり、 救出作戦の対象となる十分な資格がある」と言って、上記の条件を頑として押し通したそうだ。 ミサトさんには本当にいくら感謝してもし足りない。 結局、弐号機の大活躍により、内戦はあっさりと鎮圧された。 アスカは、久しぶりに大暴れできて大満足♪ と、言っていた。