霧島マナの日記 鋼鉄のガールフレンド

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-第五部-
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戦月乱日その2

  「マナ!!」

    ………シンジ!?

    何と、天井から覗いたのはエヴァ初号機だった。


  「さあ、乗って」
    と、シンジの声が聞こえたかと思うと、エヴァの腕がにゅーっと伸ばされ、
    巨大な掌が私の目の前に広げられた。

    何が何だか分からない………。
    ………けど、とにかく助けに来てくれたんだね! シンジ。

    シンジはエヴァを跪かせ、掌に私を乗せると肩の高さまで持ち上げた(物凄く怖かった)。
    そして、一旦エントリープラグを排出し、コックピットに一緒に乗せてくれた。

    なるほど、さっきまでの激しい砲撃はこの初号機を狙ってたんだわ。
    で、いくら撃ってもまったく効かず、どんどん迫ってくるので砲兵たちはみんな逃げちゃった、と。

  「びっくりしたぁ。どうして私が居る部屋が分かったの?」
  「この前、面会に来たときにミサトさんが調べておいたんだ」
  「そっか……。助けに来てくれてありがとう、シンジ」
    私はシンジの首に腕をからめ、頬にそっとキスした。

  「…………………」
    シンジは無言のまま、少し赤くなったようだった。

written by Adrienne ◆HI8ebVe8lo

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