-第四部-
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エヴァを巡る国際情勢は混迷の度合いを深めている。 アメリカ・中国を主体とする国連軍は、日本に対して、 国連の査察のもとでのエヴァンゲリオン破棄を要求してきたという。 「例の査察、日本は拒否するらしいぜ」 緊張の面持ちで相田君が言う。 「米・中連合軍はニューギニアのジャヤブラ湾に集結、戦自と一触即発のにらみ合いだ。 戦自がエヴァンゲリオンを使うのも時間の問題かもな」 「そんな……それじゃ…アスカは………」 思わず絶句してしまった。 「ごめん。霧島は心配だよな、惣流のこと。でも、大丈夫さ。 N2爆雷だろうと、ポジトロンライフルだろうとエヴァを破壊することはできないんだ。 エヴァの中は世界一安全と言ってもいいくらいだよ」 「そうだよね。それに、アスカは強いもんね」 私は、そう言って調子を合わせた。 でも、対テロ戦術を長年学ばされた私には分かる。 本当に怖いのは暗殺……。 じとり、と、嫌な汗が背中をつたった。
365 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2006/09/01(金) 23:35:43 ID:??? >>357-364 あぁもう何が何やら…