霧島マナの日記 鋼鉄のガールフレンド

ケータイはこちら | サイトマップ | 中文 | English

メモ


坂道のアポロンが素敵すぎる
坂道のアポロン」が素敵すぎます。日本アニメの到達点の一つではないかと思います。
この作品、原作者の小玉ユキさんは言うまでもなく女性ですが、男性キャラの描写に実にリアリティがあります。

異なる性の人物の心理を描写するのは難しい


一般に、自分と異なる性の人物の心理を描写するのは難しく、特に男性の描く女性は、女性から見るとアリエナイほど不可思議な生き物らしいです。いわゆる萌えアニメに出てくる女性キャラは、冴えない主人公(男)にすぐに惚れるか、最初から惚れているかですもんね。女性の意を迎えるために男性が努力する必要は殆どないのが普通です。まぁ、それは見る方もわかっていて、「リアルじゃないけど、可愛い女の子が簡単に惚れてくれたらいいな」というファンタジーを楽しむもののようです。

逆に女性作者が描く男性も、男から見ると違和感を覚えることがよくあります。ただ、女性は男性よりも他人の心理を読むことに長けているので、比較的その違和感が少ないことも多いです。
最近の作品では武梨えりさんの「かんなぎ」などがそれで、男性キャラの描写は、やや定式化されているものの、かなりリアルです。ちなみに、武梨えりさんは「鋼鉄のガールフレンド」のアンソロジーに参加されていたこともあります。
さらに時代を遡れば、高橋留美子さんの「うる星やつら」があります。超有名ですから、今更多くを語る必要もなさそうですが、この作品に登場する男性キャラはびっくりするほどリアルです。女性でありながら、男のバカさ、スケベさをあれほど正確に描けるのは凄いことです。

もっとも、「うる星やつら」にしても「かんなぎ」にしても、載っていたのは少年誌だし、編集者は男性だったでしょうから、編集者の意見も反映されているのかも知れません。また、「うる星」は特にそうですが、ギャグ性が強く、パターン化(e.g. あたるが浮気→ラムが嫉妬→電撃)によって心理描写を簡素化している面もありました。

その点、「坂道のアポロン」は正統派少女漫画です。少女漫画では極めて繊細な心理描写が必要となりますが、その中にあってあれほどリアルな男性が描かれているのは奇跡的です。

唐突なキス


興味深いのは、薫が律子に突然キスをするシーンです。薫はいわゆる都会のもやしっ子で、ケンカなどはからっきし弱く、今で言うパニック障害も患っているようで、決して「男らしい男」ではありません。その薫が果敢にも律子に愛を告白し、ややあってキスまでしてしまうというのは少し驚きました。

どうもこのアニメ、12話かそこらしかないらしく、展開が速いのは尺の都合もあるのでしょう。しかし、原作者が女性であることを考えると、この唐突とも言えるキスは、女性から見た男性の強引さの表現なのだと思います。さらに言えば、「強引に迫られたい」という女性の願望をも表しているのかも知れません。
ついでに言うと、「強引に迫られたい」と言っても、イケメンに限ります(笑) 薫はモヤシだけど美形ですからね。

----

あと、面白いのは、男同士の友情がまるで男女の恋愛のように描かれていることです。BLテイストと申しましょうか……(・∀・ ;)
この点は少しリアリティに欠けるのかも知れませんが、見ていて非常に新鮮に感じます。



| 漫画・アニメ | 21:03 | comments (0) | trackback (0) |
コメントをどうぞ





この記事のトラックバックURL
http://adrienne.mints.ne.jp/diary/tb.php/109
トラックバック


  
CALENDAR
S M T W T F S
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30   
<<   11 - 2017   >>
Pixiv
ARCHIVES
COMMENTS
TRACBACK
LINKS