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局の終了
それじゃ、局の終了について説明するわね。
始まりがあれば、終わりもあるわ。夢の終わり、それは現実の始まり。
ちょっと、無駄に意味深っぽく言わないでくれる?
気を取り直していくわよ。局の終了には、誰かがあがった場合と、流局、つまり誰もあがれなかった場合とがあるわ。 まず誰かがあがった場合だけど、あがりにはツモあがりとロンあがりがあるの。 ゲーム中、基本的に手元に13牌あって、ツモすると14牌になって、不要牌を捨てると13牌に戻るわよね。このサイクルに於いて、「あと1枚で四面子一雀頭がそろう」という状態を聴牌(テンパイ)というんだけど、テンパイしてる人が自分で山からツモってきた牌であがるのが「ツモあがり」で、この場合「ツモ」と元気よくハッキリと発声する! そして、他の人が捨てた牌が自分のあがり牌に該当するときは「ロンあがり」で、この場合「ロン」と充実した気合いとともに発声するの!
あれ、アスカさん、なんか力入ってる?
ええ。アタシは発声が不明瞭な奴は大っっ嫌いだから。
あがった人は当然手牌をみんなに見せないといけないわけだけど、このとき、あがり牌を手牌の中に入れちゃダメだから注意して。なぜかというと、牌の組み合わせは同じでもあがり方によって点数が違う場合があるからなの。詳しくは後で説明するけど、とにかく、あがったときに手牌をいじるのはぜったいにナシ。いいわね。
ところで、ここまでの説明では「誰かがあがった場合」と表現してきたけど、実はさらに子があがった場合と親があがった場合に分かれるの。とりあえず、親があがった場合は「連荘(レンチャン)」といって引き続きその人が親、子があがった場合は親交代ってことだけ覚えておいて。
あがった人が新しい親になるの?
いいえ。今まで親だった人の右隣の人が新しい親になるの。順番に全員が親になれるシステムってわけ。
あと、得点に関してはツモあがりのときは他の三人がそれぞれ分担してあがった人に支払うんだけど、ロンあがりの場合は振り込んだ人、ロンされた人ね、その人が一人で全額支払うの。詳しくは点数計算のところで説明するわ。
次に流局の場合。だれもあがれなかったら流局なんだけど、親がテンパイしていたかによって扱いが変わってくるの。親がテンパイしてた場合は連荘。していなかったら親流れっていって、親交代ね。 そして、連荘にしろ親流れにしろ、テンパイしてなかった人はテンパイしてた人に「ノーテン罰符」を払わなきゃいけないの。で、ノーテン罰符は合計が常に3000点になるの。例えば一人だけテンパイしてたら、他の三人から1000点ずつ受け取るわけ。二人テンパイだったらノーテンの二人が1500ずつ払って、テンパイの二人が1500ずつ受け取る。テンパイが三人なら、ノーテンの人が三人に1000ずつ払う。もちろん、四人ともテンパイもしくはノーテンの場合は誰も何も払わなくていいわ。
それから、「途中流局」っていって、局が最後まで進む前に流局の場合があるの。典型的なのが「九種九牌」。一番最初のツモで、么九牌が九種類以上あるとその人の判断で流局にできるの。あ、么九牌(ヤオチューパイ)ってのは字牌と老頭牌(ロウトウパイ)の総称。老頭牌ってのは数牌のうち一と九の牌のこと。麻雀って用語が多くて説明が大変ね。
もう一つ、四風連打(スーファンレンタ)っていって、局の初めにいきなり同じ風牌がつづけて4回出たら流局っていうルールもあるわ。もっともこれも絶対ってわけじゃなくて、四つ目を捨てた人が流局にするか否かを決めることができるの。
ふむふむ。スーファンレンタって、なんかかっこいいね♪ 秘密戦隊・スーファンレンタ!
(ダメだわ、この子。早く何とかしないと……)
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